高齢犬ハイシニアの水分補給の重要性
奈良市でペットシッターをしているガジュマルSitterの辻井です。
我が家にいるダックスフンドのサラは推定18歳です。シニア犬からハイシニアになりました。
今年に入りカタカタと調子が崩れ、認知症のようになったり、徘徊を続けていますが、最近水分補給をこまめにするようになり、認知症症状が軽減されました。
人間でも水分不足になると、足のむくみや梗塞の危険、また認知症状が進行します。
人間で体内の水分は約60%と言われており、犬では成犬で50%〜80%といわれています。
そんな大切な水分ですが、高齢者の方も水分補給を声かけしますが、ご本人様は「飲んでる」とおっしゃられますが、実際は足りていないことが多いです。足りていないところに、夜間のトイレを懸念されたり、足が痛く、できるだけトイレに行かないように水分を控える方が多いです。そうなると、足に浮腫ができ、余計に足が痛くなる悪循環を生み出してしまいます。
高齢者の方も高齢犬も似たところがあり、喉の渇きに鈍感にあり、渇きを感じにくくなります。
それが負の連鎖となります。高齢犬で自力で水分を飲みに行っていても、体内は少し渇き気味になるということです。
そんなこともあり、サラは毎日こまめに水分補給を行うことにしました。
水分補給をこまめに行うことで、認知症状が緩和しました。ご飯の時、どこにあるのかわからなくなり介助していましたが、最近はきちんと認識するようになり、ウロウロはしますが狭いところに無理やり入らず、意思を持って歩いています。目もしっかりしてきました。
高齢犬になると味覚も鈍感になるので、味には工夫をし、朝ごはんの時にミルク、お昼に蜂蜜水。夜にアクエリアス、寝る前にミルクとしています。
これから暑くなる季節、水分補給、人も動物も気をつけていきましょう!