この度は数多くあるホームページの中からガジュマルSitterのホームページを見て下さりありがとうございます。
この度2024年3月よりガジュマルSitterを開業させて頂きました、代表の辻井です。
なぜ、動物が好きなのか?原点についてお話させて頂きます。
動物への恩返し
幼少期、物心ついた私はマンションに住んでいました。友達の叔母様のお家へ行ってはそこにいた2匹の『犬』に夢中な子でした。
そしてマンションから一戸建てに引っ越すことになったのをきっかけに我が家にも初めての犬『コン太』がやって来ました。
雑種でしたが、もらうことができ、すごく嬉しかったのを覚えています。
幼少期は力がなく、犬の散歩に行きたくてもコン太の力が強く、飼い始めて数年は母の持つ後ろでいつもついて歩いていたのを覚えています。そんな日々の中で、何を思ったのか『1人でコン太を散歩に連れて行きたい!』と連れ出したことを鮮明に覚えています。
そこから小学校3年生の時に『シマリス』を飼い始めました。両親との約束は『シマリスの掃除などは自分で行うこと』でした。
ぴょんぴょん動くシマリスが可愛くて、毎日頑張って掃除に取り組みました。
そんなコン太との出会いから約6年が経った2月7日。1つ上の兄に起こった出来事で家の中がガラリと変わります。
兄は長期入院を強いられ、その日から学校から帰宅後、電車に乗って京都市内の病院へ行き、夜遅く帰ってくる生活が数ヶ月に渡り始まりました。病院には変わり果てた兄の姿があり、毎日泣いていたのを覚えています。
そんな生活から中学に上がり、兄の状態も落ち着かず、どこか『孤独』を感じながらの生活。学校生活に馴染めず、中学1年生では授業中は授業から抜け出しサボる日々。兄のことで転校しても勉強には身が入らず、授業中は寝て、部活だけ頑張る中学生活でした。ただただ出会った恩師に迷惑をかける日々でした。
生きるってなんだろう?生きる気力さえ失いかけていた日々の中で、唯一の心の拠り所は『動物』でした。
ハムスターやコン太、シマリスなど動物と過ごす時間は私にとっての『癒し』の時間でした。
そんな動物に対して今では『恩返し』と思っています。
サラちゃんとの出会い
大人になり、子どもと2人の生活が始まり、妊娠前からいたチロロと娘との生活が精一杯の生活に…。動物を飼育する以上『経済的余裕』が絶対不可欠ということを実感いたしました。
そんな中、当時訪問介護で行っていたところで、サラちゃんとモアくんに出会います。
六畳一間で数匹の犬がおり、訪問して1年半、声は聞くけれど姿を見たことはありませんでした。
そんな中で、娘様の死を境に、里親に行く子は行き、開かずの扉が開きました。そこには残ってしまった『サラちゃん・モアくん』の姿がありました。
当時の環境は『糞尿の絨毯』でした。そんな中で一生懸命生きていた2匹。一生懸命床掃除をしてあげたのを覚えています。
そんな姿から、すぐに私に懐いてくれました。
今思うとここがペットシッターとしての『原点』だったように思います。
そこから1年半後、保健所に連れて行かれそうになった次の日、サラちゃんとモアくんは我が家の一員になりました。
決して経済的に当時裕福ではなかったです。ご飯や最低限の病院だけで精一杯の生活でしたが、『命を救う』ことを選びました。
そこから10年…サラちゃんは18歳まで生きることができたこと、本当に嬉しく思いますし、ガジュマルSitterの基盤の考え方を作ってくれたのは紛れもなくサラちゃんです。
サラちゃんとの出会いに感謝しています。
〜すべての子に愛と笑顔と温かい手を〜
動物と過ごし、訪問させていただく中で私が感じる『本当の幸せ』とは、高価なご飯を食べているとか、洋服をたくさん持っているということではなく、飼い主様の向き合い方が『温かい』と感じることです。
毎日声をかけてもらっていたり、お家の中で安心して眠ることができる環境があること、毎日スキンシップをとってもらっていること、清潔をできるだけ保持してもらっている状態に『愛情』を感じます。
第二のサラちゃん・モアくんが少しでも少なくなり、『幸せ』を感じる子が増えてくれることを願っています。
そんな動物たちのために、日々恩返しとしてこれからも動物と向き合って行きます。