新入り保護犬ルル
奈良市でペットシッターをしております、ガジュマルSitterの辻井です。
今月サラちゃんが亡くなり、まだまだ心の中は追いついていないのが現状です。
毎晩サラちゃんの骨壷を枕元に置き。息子のモアくんを抱きしめながらサラちゃんを思い浮かべながら揉み揉みしています。
そんなサラちゃんの事がまだまだ整理できない日々の中で,今回は新メンバーがやってきました。
トイプードルのルルくんです。
先月の下旬までペットショップにいたルルくん。
一旦飼い主様が見つかり、ペットショップを卒業したのですが、ご高齢の方に買われ、まだ子犬のため、トイレを覚えることができず、お世話が大変との事で手放されました。
なので、保護犬になります。
今回引き取ってほしいと言われた時、正直悩みました。
サラちゃんのことがあったからです。
でもサラちゃんが生きていて、言葉が話せたらなんていうだろう?と考えました。
きっとサラちゃんは『ママ保護してあげて』というでしょう。
かつてサラちゃんは私の愛犬ハナちゃんを殺めてしまった過去があります。
ハナちゃんを亡くし、1年のペットロスに陥ったのをサラちゃんは見てきました。ハナちゃんの分まで頑張って生きてくれたサラちゃん。
ハナちゃんはママっ子で、ずっと私の横で寝ていました。そのハナちゃんの代わりをサラちゃんがしてくれていたのです。
そんなサラちゃんに亡くなる数日前に伝えていたこと。
ハナちゃんのこと、もう怒ってもないよ…と話をしていました。
そんなことがあり、今回の引き取りのお話。
悩みに悩んだ末に、引き取ることにしました。
サラちゃんがお空を駆け回って、色も性別も違うけど、ハナちゃんによく似た子を探して、巡り合わせてくれたように思います。
サラちゃんのことがあり、間がない中で引き取ることも辛い選択肢の1つでしたが、日々動物の命と向き合いながら過ごす中で、見捨てることもできないのも事実です。
だけど、引き取る以上は費用もまた増えるため、救える命も今の私には限られています。
今回は引き取りをさせて頂きましたが、ペットショップの方には正直モヤモヤしています。
売れ残ってしまったルル、でもルルが悪いわけでもありません。
健気でまっすぐで純粋で…一生懸命毎日私に怒られながら、褒められながらトイレトレーニングに励み、今は80%の確率でペットシーツのところに排泄もできています。
今回モヤモヤしているのは、現行の法律では年齢に関係なく販売は可能であること。しかしながら、80代後半の方に販売をして、ルルの幸せを考えましたか?ということです。
早かれ遅かれ里親に出される運命になります。
ルルは何もそんなこと知らず、嬉しそうに尻尾を振ります。
最後引き取りの時、〇〇!と名前を呼ばれた時も嬉しそうに元の飼い主さんのところに行って飛びついていました。
犬にとっては、どんな人でも飼い主さんのことが大好きなんです。
そんな純粋な犬の気持ちをわかってほしい。
人を好きになり、純粋に愛嬌をくれて、わがままも言わずに尻尾を振ってる犬の気持ちを考えてほしい。
ペットショップが悪いとは言いません。しかしながら、同じ動物を扱う業として、ルルの幸せを考えて欲しかったです。
そんなルルにここ数日振り回されながら、仕事に日々の動物のお世話に…大掃除に…バタバタの日を送り、ブログの更新が遅れており、申し訳ございませんでした。
ハナちゃん以来の子犬の為、私も大変ではありますが、まずはトイレを頑張って覚えてもらおうと思います。
これから新入りルルくんをよろしくお願い致します。