シマリスの立春と杏ちゃんの春
奈良市でペットシッターをしております、ガジュマルSitterの辻井です。
我が家で兼ねてよりフィラリア治療をしておりました杏ちゃんですが、先日病院へ行き検査してもらいました。
見えますか??結果は…
『陰性』でした!!おめでとう〜‼️☺️夢にみた『寛解』です!!✨
いや〜本当に長かったです。保護したのが2023年3月5日です。杏ちゃんは2月12日が誕生日なので、我が家にはちょうど3歳になった時にやってきました。治療に約2年…お金も大変でした…正直💧
保護した時は、ノミアレルギー性皮膚炎で肌はボロボロで、毛も抜けて、ベタベタで…。おまけに回虫にフィラリアと怒涛の状態でした。200匹ぐらいいるブリーダーさん廃業の所からやって来ましたが、長くゲージにいたのか階段も上れず…足の筋肉もなくお散歩も恐くて歩けなかった杏。
フィラリアの治療をしなければ、2年と持たない命と言われ、治療をすることにしましたが、治療の道のりは長かったです。フィラリアの虫は高度な医療施設でないと取り出すことは出来ず、多くはボルバキア治療が行われます。
簡単にいうと、フィラリアの回虫が餌としている菌を抗生剤で死滅させ、餌がなくなったフィラリアが弱まり、餓死するのを待つ治療です。それに伴い、フィラリアの死骸が血液と共に流れる中で、どこかに詰まると突然死のリスクも伴う治療です。人間でいう『血栓』のようなもので、心筋梗塞・脳梗塞のように突然死するリスクがあります。
治療がうまくいけば、他の犬と変わらずに生活し、それなりに生きることもできます。しかし、長生きできるということはわかりません。一旦フィラリアで傷んだ肺や心臓は治ることはありません。でも、治療をすることで少しは長く生きられるし、予後はいいのです。
杏ちゃんは本当に元気になりました☺️お散歩は大好きになり、布団も大好き!来た日はいつも新聞の上にいたのか、新聞を見つけるなりその上で寝ていました。
今月めでたく5歳を迎える杏ちゃん。無事に5歳を迎えれること…迎えさせてあげれることが本当に嬉しいです。
当たり前のように誕生日が来て…ではなく、幾多の困難を乗り越えての1つの節目である誕生日。
それは動物であっても、人間であっても、大切な節目であることに違いはありません。
杏ちゃんは正直、肺や心臓までフィラリアが来ていたので、無理は出来ない身体です。サラちゃんのように長生きは出来ない可能性があります。とりあえず8歳までは生きてほしい…その8歳を越えることができたら10歳が目標かな?と思っています。あので、杏ちゃんには生きている間に、楽しい思いをたくさんしてほしいです。
そして、我が家のシマリス北斗ですが…
わかりますかね??睾丸が大きくなっています。
シマリスは1年の中でこの時期が繁殖期…発情期なのです。もう3月〜4月にはタマちゃんはなくなります。
そして唯一シマリスが鳥のように綺麗な声で鳴くのもまさにこの立春の時期です🌸
北斗はまだ寒さもあり、今はタイガー期…気性が激しい時期なので、ベタベタ触るのは要注意ですが、部屋のお散歩をするとあちらこちらに食べ物を探しに行きます🎵そしてまた自分で帰って行きます(笑)北斗に関しては、『はい!帰ろう』ということもなく、探険をして気が済んだら勝手に帰るという優秀な子です☺️
シマリスは私が小学生以来に飼いたかった動物なので、身体の割には1番大きなゲージの子になります。
冷蔵庫並みに大きなゲージを手作りしたのですが、のびのびと過ごしてくれています☺️
北斗も今年もうすぐ4歳です。
シマリスは野生だと2〜3年。飼育下では5〜10年ということを考えると、寿命としては折り返し地点です。少しでも長生きしてほしいな…と思います。