ターミナルケアのりちゃん2日目
奈良市でペットシッターをしています、ガジュマルSitterの辻井です。
今日は木津川市ののりちゃん2日目です。
今日は雨かな?と思っていましたが、いい天気!主婦の方は洗濯物がよく乾くので、洗濯物にはいいですが、身体はこたえますね・・熱中症お気をつけください。
訪問すると寝ていましたが、ムクッと起きてくれました☺️
ご飯の準備をし、強制給餌です!
シリンジを使うも今日は嫌だったようで、シリンジから指につけて、指で強制給餌します。
強制給餌は動物にとっては体力がいることだと思います。
だって、自分のタイミングではないですから…。人間でも同じだと思います。『今は食べたくない』時はあるわけで、そこに無理やり生きるための食べ物や飲み物を飲まないといけないということです。
ましてや18歳。人間では88歳です。
食べることが『生きる』ことへの道だとしても、人間であれば食べることを諦める方もいるくらいです。なので、強制給餌は、本人のペースでゆっくりです。
少し食べては休憩を繰り返します。少しずつですが食べてくれて、ホッとしました。
後半はシリンジで食べてもらいます。今日はトータルひと缶の3分の2ぐらいでした。
もう少し食べてほしかったですが、無理は禁物です。のりちゃんも『もういらないです!』と左手を挙げるので、何回か挙げるタイミングで終了です。
でも頑張って食べたよね!偉かったよ〜のりちゃん。
最後にオムツ交換をして終了です!
介護の中では、本当にいつ来るかわからないタイムリミット。介護する側はとても複雑な思いになります。でもいつか来るその日まで、家族様に大切にしてもらったこと、動物は忘れません。温かいぬくもりを感じるうちに、後悔のないように向き合っていただけたらと思います。動物たちも『ありがとうね、こんなに大切にしてもらって』と思っています。
間違いなくのりちゃんはそう思っていると思います。なので今日はのりちゃんに言いました。
『毎日お母さんたちが帰って来るまでは、頑張るんだよ』って。
それがのりちゃんにとって1番の家族孝行だと思ったからです。頑張って欲しいと思います。
最期までこうしてケアをしてもらえること、本当に幸せです。のりちゃんはこの2日間オムツ生活ですが、最後の最後まで猫らしく頑張る子でした。
自らトイレに行き、自ら水を飲み、猫らしい姿でした。猫らしく歩き、排泄をする。そんな歳の重ね方ができ、すばらしいと思います。
のりちゃんを応援する黒猫ちゃん。かまってほしくて強制給餌中横にいました(笑)
そして階段のところでひょっこりと現れた猫ちゃん。ららちゃん。
みんなに見守られながら、のりちゃんは頑張っています☺️